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追記

 投稿者:MFB  投稿日:2008年11月 7日(金)09時25分37秒
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  MFBです。ご想像されているのがほとんど正解かと思いますが、追記を。
まず、よく言われる波形進角(遅角)というもの。おっしゃる通りサイリスタのトリガタイミングを変えているということです。これはサイリスタそのものを変える方法とサイリスタのゲート(G)とカソード(K)間の抵抗(R)とコンデンサ(C)通称RGK,CGKと呼ばれる部品を変えることで、サイリスタのトリガ感度を変えられます。RGKとCGKの役割が違うので一概に言えませんが、RGKを大きく、CGKを小さくすると感度が上がります。基本的にRGKは1KΩを超えてはいけません。というかそれ以上大きくしても感度に変化が期待できません。ゲートに直列抵抗が入っている場合はまた別です。これが一番手軽で部品も増えない点火時期の変更方法です。
感度が高くなる=トリガする電流(電圧)が低くなる=進角する、という図式で合っています。
したがって、波形を使って進角するにせよ、遅角するにせよ、元の波形は変わりませんから、ご想像の通り、PU波形がバラバラならば波形制御してもバラバラの点火になります。
H2は↓↑の波形の切り替わりというか↑波形でトリガさせていますが、これは現行車でも変わりません。が、現行車のように大きな波形ではないので、↑に切り替わった瞬間にトリガしません。↑波形のどこかでトリガする…という状況なので、バラつく症状が出るのだと思います。
これはピックアップの性能というより、ロータ側が小さすぎることで起きる症状です。現行車はアウターローターの外周に結構大きな凸があり、波形を大きく作り、↓↑の切り替わり直後にトリガさせるようにしています。(これまた10年位前のもの)
↓↑の波形が大きいので切り替わった瞬間にトリガ電流(電圧)に達しますから、製品のばらつきが少なく済みます。
しかしH2は波形そのものが小さい上、ピックアップも3個あり、ばらつくのはしょうがないという作りになっています。波形がばらつくよりも、ピックアップのエアギャップ、取り付け角度でばらつく方が要因としては大きいです。
現行車でピックアップ3個使いなんてありませんからね…
PU波形を一度処理するにしても、取り付け等のばらつきはどうしようもありませんし…

KAのシステムですが、KAが↑↓波形を使っている理由は、H2のそれとは全く意味合いが違います。ここからは予想です。
KAも本当は↓↑波形を使いたかったはずです。波形そのものを使ったほうが、制御も簡単、回路簡単でいいことずくめです。が、おそらく当時のサイリスタのトリガ電流(電圧)に、PUコイルの出力が達しなかったのだと考えます。この当時のサイリスタは耐圧が高いものはゲートにある程度電流を流してあげないといけなかったためです。
ここでバッテリー点火の利点であるバッテリー電源を使用する方法を考えます。PU波形を増幅したものをゲートにぶち込めば、いいじゃん!と考え、KAのAユニットは誕生しましたw
が、ここでまた問題が…ばらしてみた方は知っているかと思いますが、KAの回路図とされている概要図?の中にあるトランジスタが、Aユニット内に見当たらないという点…
実は部品面ではなく、半田面のパターンに直接ついている、丸くて小さく白いセラミックの部品がトランジスタかFETです。
どう考えても大電流も流せそうな作りではなく、小信号用な見てくれですが、これを回路図に書き込みと、けっこう無茶をしているのがわかります。そしてPU波形が↑↓の理由もわかります。
当時の部品では、トランジスタを使って、電流も電圧も増幅しつつ、入力に対して正波形を出す物が無かったというのが理由だと思います。

KAのAユニットには3個のトランジスタ(FETかも)があり、型番不明なためPNPかNPNかも不明ですが、たぶんNPN(当時のNPNの性能は低い)初段のTrで入力波形を反転増幅させ、↓波形の立下りを立ち上がりに変えます。このままサイリスタをトリガできればいいのですが、電流が足りませんので、次段でもう一度その波形を逆転させます。3段目で今度は電流を取り出す形で反転させることで、電流電圧をゲートにかけることが可能になったのだと思います。
サイリスタ側の要求から逆に考えると、PU波形は↑↓になったということだと思います。
KAの波形は↓波形の立下りからずれたところで火が飛びますが、これは単にトランジスタで増幅する過程で、ずれちゃったということだと思います。(これをあえてずらそうと思うとうまくいかない…)

KAの回路は結構苦労の跡が見えました。キーON放置でCDIが終わるというのも大目に見てあげたくなります。
上記は私の予想です。違っている可能性も高いですw

話がそれましたが、そういった経緯でKAのシステムが優れているわけではありません。PU波形でトリガしているH2の方がやはり進んでいます。

その波形そのものが不安定なので、ずれの少ない波形の切り替わりを拾い(↑↓でも↓↑でも)、切り替わりタイミングから波形成形したものをサイリスタに入れる、ジロ吉様がやろうとしていることでバラつきはかなり減ると思います。
頑張ってください!

あとは、面倒ですが、H2ならば各CDIに微調整用のダイヤルをつけて、RGKやRGCを一番いいところで合わせこむとか…これは部品代がバカになりませんがw
 
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